デザイナーの転職対策【面接や志望動機など】|転職エージェントおすすめ活用術 by ミッフィー好きデザイナー
2021年4月1日

デザイナーの転職理由はなに?転職したいと考えたときに考えるべきポイントを解説

デザイナー職は転職する人が多い職業の1つです。特にWeb業界の特徴として3年という周期で転職を繰り返す人も珍しくないと言われいます。この記事では、デザイナー職の方はなぜ頻繁に転職を考えるのか、その理由と転職理由を軸に転職活動を成功させるポイントをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

デザイナーの転職理由

デザイナー職は、他の業種に比べて実績やスキルで評価されることが多く、さまざまな理由で転職を考えるデザイナーは多いです。主な転職理由にある3つを簡単にご紹介します。

スキルアップ

デザイナーのお仕事は常に学び続けて実践していく必要があり、元々勤めている会社で得たスキルを活かし、さらに成長できるように他の会社への転職を考える方が多いです。
スキルアップを考える際、業務を通じて得られるスキルや、業務以外の学習で学んだスキルを、どんどん使って伸ばしていきたいと感じるデザイナーは多いです。
今在籍している会社では、身に付けたスキルを活かしきれないと不満になり、転職を考える理由となっています。

待遇や給与の不満

続いての転職理由は待遇や給与の不満です。デザイナー自身のスキルと給与・待遇のミスマッチがあると、自分のスキルには釣り合っていない待遇だと思い、より良い待遇で仕事に没頭できるような会社で働きたいと考えます。
未経験としての入社など、これからデザイナーとして頑張りたいと考えている時期での入社するタイミングでは、給与や待遇は二の次で、入社を決断する方も多いようです。
しかし、デザイナーは実力主義の職業です。デザイナーとしての経験年数が長くなると、今後のキャリアを意識するようになり、どの会社に在籍していても通用するような経験や知識・スキルがあれば転職しても大丈夫だと感じます。
業務内容を含む、給与や待遇・福利厚生やオフィスの環境も、今の会社のままで良いのか考えて、少しでも働きやすい環境を求めて、転職を考えるのは当然と言えます。

作りたいものを作りたい

こんなモノを作りたい!というような目標を持ってデザイナー職として入社する方は多いです。
しかし、入社してからの業務は想像以上に単調な業務が多く、いつまで経っても作りたいモノが作れないという理由で転職を考える方も多いです。

デザイナーは出入りが激しい職業

上記でもご紹介したデザイナーの主な3つの転職理由も踏まえて、デザイナーは転職などで出入りが激しい職業だと言われています。デザイナーのお仕事はクリエイティブな業務も多く、日々新しい発見ができたりと刺激を感じられるお仕事です。
しかし、Webサイトの制作やデザインを考えることも日々新しい技術が生まれたり、その時代に合ったトレンドを、どれだけ早く自分のスキル・経験として身に付けられるかが重要になります。
そうなると毎日の業務と新しい知識を得る勉強との両立で、時間に追われていると感じることも多く、心身ともに疲れる職業だと言われることもあります。
それでもWebデザイナー・グラフィックデザイナー職を目指す方や、さらにスキルアップを考えるデザイナーは、より新しく刺激的な経験を求めることを転職理由にすることが多いです。こういったことからデザイナー職の転職回数が多いと考えられます。

転職する理由は志望動機として伝えるのが有効

デザイナーとして転職する際に重要と思われているのが、デザイン(表現など)のセンスやデザイナーとしての技術的スキルだと思う方が多いです。そういった部分をアピールするために実績があるデザイナーはポートフォリオに力を入れて提出するケースが多いですが、履歴書や面接で伝える志望動機も同じくらい重要です。
その理由は2つあり、下記から詳しくお伝えします。

志望動機が大事な理由その①「持っているスキルや経験がマッチしているか」

デザイナーといっても業界によって媒体が異なりますので、どれだけ経験・知識・スキルがあっても、応募した企業が求めるスキルとマッチしなければ即戦力とは思われません。
なぜ、この会社に応募したのか、今まで培ってきたスキルをどうやって活かしていくのか、そうしたことが伝わらないと採用には繋がりにくいです。
仮に同業種のデザイナーとして実績があっても、「新しい人材にはこんな業務を担当してほしい」「新しい職場ではこんなことにチャレンジしてみたい」という双方のニーズが合っていなくても良い転職が成功したとは言えません。
志望動機を伝える段階では、何ができて何をしたいのかを明確にアピールすることで、面接時に話す内容は変わってきます。
また、とにかくすぐに転職したい!と考えている場合はできるだけ希望する転職先企業に合うような志望動機を伝えて、自分という価値をアピールすることがおすすめです。

志望動機が大事な理由その②「デザイナーとしてのスキルだけではなく、伝える力があるか」

志望動機が大事な理由2つ目は、伝える力があるかどうかです。デザイナーとして技術的な知識や経験があっても、伝える力がなければ魅力あるデザイナーと判断されにくく選考では不利になります。
デザイナーのお仕事は、何かをデザインしたり作ったりするだけではなく「なぜこうしたデザインにしたのか」を正確・簡潔に説明する必要があります。
そうした説明責任が課される職業では、知識だけではなく業務の意図や背景をきちんと伝えられる力があるのかを選考の際に見極められます。
つまり、この会社への転職を志望した理由が上手く伝えられないなら、デザインのコンセプトなど、クライアントや社内に説明できないのではないかと思われる可能性もあり、採用選考では不利になる可能性も出てくるという事です。
過去の実績やスキルだけを聞かれる場合もありますが、実際の業務では自分自身の言葉で説明する場面が多くあるので、面接でも良い印象を与えるチャンスと考え、志望動機をしっかりと準備しておきましょう。

あわせて読みたい!
デザイナーとして転職する際の履歴書の書き方

デザイナーとして転職する理由を志望動機で伝えるポイント

デザイナー職において志望動機が転職活動では重要だと理解して頂けましたでしょうか?
ここからは転職活動を進めていく際に、デザイナーとして伝えるべき志望動機の作り方をご紹介します。

自分が持つデザインの志向と応募先企業の業務・事業内容のマッチング

書類選考や面接で、自分はどれだけ会社に合っているかという親和性の高さを伝えることが重要です。各業界ごとにデザイナーの志望動機例をいくつかご紹介します。

デザイナーとしてWeb業界への転職する際の志望動機例

Webデザインの場合、会社によってWebデザイナーの範囲が異なります。Webデザインのみの担当か、コーディングまで行うポジションになるのか、などです。よって、Webデザインというお仕事でも業務内容を細かく確認しておきましょう。
その点を確認した上で、自分が希望しているポジションが、応募先企業が募集するポジションとマッチしていれば、それを履歴書で記載したり面接の際に伝えるべきです。
例として「これまでWebデザインだけではなく、コーディングまでも担当業務として行ってきました。御社ではユーザビリティをより意識するUIデザインの設計に携わりながら、アートディレクターのポジションを目指していきたいです。」などをベースに、業務内容の具体的な部分と志向性を伝えてみてください。

デザイナーとして広告業界への転職する際の志望動機例

希望する転職先企業がWeb媒体だけではなく、紙媒体のチラシやパンフレットなど幅広くデザインを行う企業の場合、「これからは異なる媒体でもトータルデザインの業務に携わり、いずれはアートディレクターを目指したいです。」などを伝えましょう。
また、グラフィックデザインといった一枚ページで印象付けるデザインを手掛けている企業の場合は、「多くの人の目を引くデザインに数多く携わりたいです。その中で実績・スキルを積み上げ、さらに規模の大きな取引先企業のブランディング戦略にも関われるようになりたいです。」などと伝えることもおすすめです。

この会社でなければならない!という理由を伝える

志望動機を伝える際に、「この会社で働きたい!」と強く伝えることも大事です。
企業が採用活動を行えば、複数人が応募しているケースがほとんどです。その中で採用担当者に対して自分から誠意を伝えることで印象に残りやすくなります。
他企業が似たような業務内容・待遇でデザイナーを募集しているということは採用担当者も理解しています。それでもここを選んだ理由は何なのかを明確に伝えられることができれば必ず誠意が伝わるはずです。このような志望動機も事前にしっかりと準備しておきましょう。

まとめ

この記事では、デザイナーが転職する理由や、それを転職活動に活かすために志望動機が重要だということをお伝えしました。ここでのポイントは以下です。
・デザイナーの転職理由はスキルアップから待遇の不満まで様々ある
・デザイナーは出入りが多い職業でも、転職を重ねることで経験や知識が付く
・転職する理由は志望動機で伝えるべき
デザイナーの方が転職する理由は、十人十色です。
しかし、転職理由を活かして次のステージを生かすかどうかは、あなた次第。
転職したいとなぜ考えたのか、自分にしかない理由を自己分析し、どんな会社が自分に合っているのか、どんな仕事をしたいのか、などを理解して転職活動を進めていきましょう。

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